平成27年度補助金に対する香川県の財政援助団体等監査(平成28年度実施監査)では、公益法人に対し、以下のような指導事項等がなされています。
・公益財団法人A
(指導注意事項)
固定資産の再取得を目的とした特定資産の一部について、その目的である支出に充てないにもかかわらず、理事会の承認を受けずにこれを処分していた。
理事会において定款に定める事前承認を受けるべきところ、事後承認となってしまったが、今後はこのようなことがないよう、職員への周知を徹底し、適正に処理することとした。
(検討指示事項)
貸借対照表で固定負債に計上している環境保全活動資金については、その合理的な算定その他特定費用準備資金(将来の特定の活動の実施のために特別に支出する費用に係る支出に充てるために保有する資金をいう。)としての要件が満たされているか検討する必要がある。
・公益社団法人B
(指導注意事項)
総勘定元帳の口座の金額は、毎月末日の残高について関係帳簿等と照合し、記入の正確を確認しなければならない。有形固定資産の管理に当たっては、会計処理規程に従い、毎事業年度1回以上固定資産台帳と照合し、その実在性を確かめる必要がある。
固定資産である車両の廃棄に当たり、理事会の議決又は会長理事の決裁がなかった。